インターネットは便利ですが、毎月支払う金額に悩んでるという人は多いのではないでしょうか?できるだけ通信料金を安くして節約したいですよね。
そこでこの記事では主要電話回線のインターネット料金を比較して、主なサービスの料金とおすすめの使い方をご紹介したいと思います。
1.ダイヤルアップ接続のインターネット料金は安い!
まずはダイヤルアップ接続の料金を見てみましょう。サービスを提供しているプロバイダーはいくつかありますが、代表的な例をご紹介します。
■AOLの場合
月額基本料金 | ダイヤルアップ接続超過料金 | |
---|---|---|
ダイヤルアップ使い放題プラン | 1,980円 | 発生しない |
ダイヤルアップ1時間プラン | 280円 | 1時間を超えた場合5円/分 |
コミコミパック10時間プラン | 2,400円 | 10時間を超えた場合10円/分 |
コミコミパック3時間プラン | 980円 | 3時間を超えた場合10円/分 |
(AOLのデータ参照)
■BIGLOBEの場合
コース名 | 基本料金内 利用可能時間 |
月額基本料金 (税別) |
超過料金 (税別) |
---|---|---|---|
「ベーシック」コース | 1時間/月 | 200円/月 | +5円/分 |
(BIGLOBEのデータ参照)
基本的にダイヤルアップ接続は従量制料金になっていますが、AOLのプランのように月額料金を払っていくらでもデータを使えるプランもあります。ただしダイヤルアップ接続はアナログ回線では56kbpsほど、ISDN回線では128kbpsくらいまでしか速度が出ないので大容量のデータ通信には向いていません。
ダイヤルアップ接続はこんな場合に有効
ダイヤルアップ接続は高速通信には全く向いていませんが、まれにしかインターネットを使わないという人の場合は使えます。上の表を見ても分かりますが、1時間など短い時間だけしかつなぐ必要がない時には、わざわざ高い月額料金を払って高速インターネット通信を契約する必要がありません。
2.ADSL接続のインターネット料金は速度によって違う
続いてADSLインターネットの料金を見てみましょう。例としてNTTの「フレッツ・ADSL」の料金を見てみましょう。
■フレッツ・ADSLの場合
・電話共用型の場合(NTT電話とインターネットを使う場合)
サービスタイプ | フレッツ・ADSL月額利用料 | ADSLモデム レンタル料 (スプリッタ含む) |
|
---|---|---|---|
通常料金 | マイラインプラスとの セット割引適用後 |
||
モアIII(47Mタイプ) | 2,800円 | 2,520円 | 540円 |
モアII(40Mタイプ) | 2,750円 | 2,475円 | |
モア(12Mタイプ) | 2,700円 | 2,430円 | 490円 |
8Mタイプ | 2,650円 | 2,385円 | |
1.5Mタイプ | 2,600円 | 2,340円 | |
エントリー(1Mタイプ) | 1,600円 | ― |
(「NTTコミュニケーションズ」のデータ参照)
・ADSL専用型の場合(インターネット)
サービスタイプ | フレッツ・ADSL月額利用料 | ADSLモデム レンタル料 (スプリッタ含む) |
|
---|---|---|---|
通常料金 | マイラインプラスとの セット割引適用後 |
||
モアIII(47Mタイプ) | 5,050円 | 4,545円 | 490円 |
モアII(40Mタイプ) | 4,950円 | 4,455円 | |
モア(12Mタイプ) | 4,850円 | 4,365円 | 440円 |
8Mタイプ | 4,750円 | 4,275円 | |
1.5Mタイプ | 4,550円 | 4,095円 | |
エントリー(1Mタイプ) | 2,950円 | ― |
(「NTTコミュニケーションズ」のデータ参照)
ADSLインターネットはダウンロード速度1Mという低速プランから50M近い高速通信まで幅広いプランから選べるようになっています。速度が高い方が当然月額料金はかかりますが、一般的なダイヤルアップ接続と違って定額制なので利用データ量を気にする必要はありません。
ADSL接続はこんな場合に有効
ADSLインターネットは数年以内にサービスが終了することになっています。これはADSLが使用するアナログ回線が2025年には完全に廃止されるためです。そのためADSLを申し込むと良いのは、後述する光回線のサービスエリア外に住んでいる人や、「低速でもいいので月額料金が安いインターネットを使いたい」という人などです。
3 .光回線のインターネット料金相場はこれくらい!
最後に光回線ですが、光回線の利用通信業者はかなりたくさんいるので、どこを選んだら良いのか分からないという人は多いですよね。そこで下り速度が速く月額料金も安い「NURO光」を例におおまかな月額料金をご紹介します。
■NURO光(下り最大2Gbps・2年契約プランの場合:関東・東海・関西・九州のエリア対象)
開通月 | 開通2ヶ月目~31ヶ月目 | 開通32ヶ月目~ | |
---|---|---|---|
月額基本料金 | ~4,743円 (日割りで請求) |
4,743円 | 4,743円 |
基本工事費割賦 (30か月の割賦) |
– | 1,333円 | – |
特典割引額 (工事費分の割引) |
– | -1,334円 | – |
実質お支払い額 | ~4,743円 | 4,742円 | 4,743円 |
(「NURO光」のデータ参照)
このプランは新規で契約した場合の料金ですが、2019年5月時点でNURO光は35000円のキャッシュバックキャンペーンをやっているので、さらに料金は安くなります。
光回線の月額料金相場はだいたい4600円~5600円くらいです。各通信業者はソフトバンクやau、ドコモなどのスマホユーザーを対象にスマホとのセット割引を提供しています。またNURO光のようにキャッシュバックキャンペーンや工事費割引キャンペーンなど様々なキャンペーンを展開しているので、使っているスマホキャリアや提供エリアなどを見て選択するようにしましょう。
光回線はこんな場合に有効
光回線はADSLやダイヤルアップ接続よりも料金は高くなりますが、なんといっても高速通信が魅力です。ダウンロード速度1Gbpsプランは当たり前で、最近では5Gbpsや6Gbps、10Gbpsなどさらに高速なプランも登場しています。高画質の動画視聴やオンラインゲーム、テレビ会議など大容量データ通信をよく行う人には向いている回線です。
ADSLやダイヤルアップは近い将来になくなるので、これから契約するなら光回線のインターネットがおすすめです。
4.まとめ
ダイヤルアップとADSL、そして光回線という3つのインターネット接続の料金を比較しました。ダイヤルアップ接続は一時的に低速のインターネットが使えれば良いという人、ADSLは光回線のサービスエリア外にいてある程度の高速通信を楽しみたい人、光回線はとにかく速いインターネットを楽しみたい人にそれぞれ向いています。
基本的に「ダイヤルアップ>ADSL>光回線」の順に月額料金が安いですが、インターネット速度はその逆です。現在ダイヤルアップ接続やADSLサービスは少なくなっていますが、まだ複数の選択肢がある場合は料金を取るか速度を取るかで決めると良いでしょう。
ちなみにプロバイダによって月額料金や割引額などは違いますが、紹介したプランは代表的なプランなので参考にしてみてください。