インターネットを新規契約する場合、どんな書類を用意したら良いのか、利用開始までにどれくらい時間がかかるかなど分からないことがいろいろありますよね。
そこでこの記事では、ADSLと光回線という2つのインターネットサービスを契約する方法を具体的に分かりやすく説明したいと思います。
1.ADSLインターネットの契約の流れ
現在インターネットをするのに使われている主な回線は光回線ですが、ADSL回線を現時点で使っているという人や、「これから契約しようと思っている」という人はまだまだいますよね(2018年6月末時点での加入者数は約204万件)。
ADSLの新規申し込みを受け付けているプロバイダはあまりありませんが、光回線サービスが提供エリア外の場所であれば申込できる可能性があります。例えばNTTの「フレッツ・ADSL」は2023年にADSLサービスを終了しますが、2021年4月1日以降にフレッツ光(光回線)を提供するエリアについてはサービス終了まで新規申し込みを受け付けています。
ADSLの契約の流れ(NTT東日本の場合)
ADSLをNTT東日本で新規契約する場合の流れは以下の通りです。
- NTT東日本サイトにて「フレッツ光」の提供エリアを確認する
- フレッツ・ADSLを契約したい地域(住まいがある地域)を選択する
- エリアごとに対応プロバイダと対応プランが表示されるので選択する
- 選択したプロバイダと契約する
- プロバイダやNTT東日本から連絡が来るのを待つ
- 回線工事(NTT局内工事だけの場合は立ち合い不要)
- パソコンやモデムなどの接続設定
- 利用開始
ADSLサービスは終了しつつあるサービスなので、開通までの時間に関しては詳細は契約するプロバイダやNTTに事前に確認しておくことをおすすめします。だいたい2週間くらいを目安にしておくと良いでしょう。
ADSLの契約の流れ(NTT西日本の場合)
今後はNTT西日本の場合を見てみましょう。基本的な流れはNTT東日本の場合と同様です。
- NTT西日本サイトにて「フレッツ光」の提供エリアを確認する
- 申込ページで希望のプランを選択する(タイプ1はNTT加入電話とネット両方を利用するプランで、タイプ2はネットのみ)
- 契約約款などを読んで必要事項を入力して契約する
- 連絡が来るのを待つ
- ADSLモデムなどの準備
- 回線工事(NTT局内工事だけの場合は立ち合い不要)
- パソコンやモデムなどの接続設定
- 利用開始
ADSLの工事内容はタイプ1を申し込むかタイプ2を申し込むかによって多少変わってきます。一般的にタイプ2の工事だとNTT局内工事に加えて自宅での回線工事が必要なので立ち合いが求められますが、環境によっては宅内工事が発生しないこともあります。
2.光回線インターネットの契約の流れ
続いて光回線の場合ですが、光回線は主にNTT系や電力会社系のどちらかの光回線インフラを利用することになります。ただしこれらのインフラは多くの通信業者に貸し出されているので、光回線サービスの名前はそれぞれの通信業者の名前がついています。
例えばNTT本家のサービスは「フレッツ光ネクスト(ライト)」と呼ばれていて、NTTの回線をレンタルしているBIGLOBEのサービスは「ビッグローブ光」と呼ばれています。関西電力系のサービスは「eo光」、中部電力系は「コミュファ光」と呼ばれています。このように「○○光」という色々なサービスがありますが、元をたどるとNTTか電力会社系の光回線を使っています。
それぞれの光回線サービスの月額料金やキャンペーン(キャッシュバックや工事費割引など)は違うので、自分の住んでいる地域や料金プランを比較して契約することになります。またスマホとのセット割引を提供しているところもあるので、使っているスマホキャリアも考慮に入れておくと良いですね。
光回線の契約の流れ
光回線サービスはたくさんあるので、一例として「ビッグローブ光」での契約を取り上げたいと思います。細かな違いはサービスによってありますが、だいたいのイメージは共通しているので参考にしてください。
- ビッグローブ光の公式HPから申し込む
- ビッグローブから契約関連の書類や接続機器が送られてくる
- 開通工事(立ち合い必要)
- ンターネットの接続設定
- 利用開始
光回線を申し込んでから利用開始までの時間はだいたい3週間くらいを目安にできますが、工事が立て込んでいる時期などはもっとかかってしまうことがあります。そのため申込は十分時間の余裕を持って行うようにしましょう。
光回線の工事について
ADSLはアナログ回線を使ってインターネットを行いますが、光インターネットは光回線という光ファイバーを使った違う回線を使います。そのためこれまでADSLで既にインターネットを使っていたとしても工事は新たに必要となり住人の立ち合いが必要です。
ただし例外があります。マンションにすでに光ファイバーが引き込まれていたり、賃貸住宅で前の住人がすでに工事していた場合などです。こういうケースでは工事が不要になるか簡単な工事だけで済むことがあるので、居住形態によって管理人や回線業者に確認すると良いです。
3 .まとめ
ADSLの申込にしても光回線の申込にしても、開通までにはある程度の時間がかかります。申し込むプランによって工事の有無や立ち合いの有無も変わってくるので、事前におおまかな時間の目安を聞いておくようにしましょう。
ADSLに関しては光回線のサービスエリア内か外かによって申込できるかが変わってくることがあります。そのためこれから長期間インターネット回線を利用する目的なら、光回線を新規申し込みする方がおすすめです。