電話回線もインターネットも新規申し込みしたい!

電話回線もインターネットも新規申し込みしたい!方法を教えて!

インターネットを楽しむ方法はいろいろとあって大きく分けるとADSLや光ファイバーのような有線回線を使った方法と、WiMAXやLTEのような無線回線を使った方法とがあります。もしインターネットと電話の両方を自宅で使いたい場合は、有線回線を申し込むのが理想です。

この記事ではADSLと光回線を使ったインターネットサービスおよび電話サービスを新規申し込みする場合をそれぞれご紹介したいと思います。

1.ADSLのインターネットを新規で申し込む場合

ADSLのインターネットを新規で申し込む場合

現在ADSLの加入者数はどんどん減少していて、代わりに光回線を使ったインターネットが主流になっています。2015年6月末時点でADSL加入者358万件、2018年6月末時点では204万件と右肩下がりに加入者が減っています。一方2018年6月時点での光回線加入者は3055万件もいました。

さらにADSLサービスは2025年にアナログ回線完全廃止に伴って消えることが分かっているため、プロバイダの中にはADSLの新規受付を終了する所が増えています。

ADSLの新規申し込み方法(NTT東日本の「フレッツ・ADSL」の場合)

フレッツ・ADSLはNTTが提供しているADSLサービスで、こちらもすでに新規申し込み受付を終了しています。しかし例外があって、「フレッツ光」という光回線サービスエリアに入っていない地域ではまだADSLを新規申し込みできます。光回線の提供エリアを公式HPで確認してまだ始まっていないのであれば申込のチャンスがあります。

ADSLはアナログ電話回線を使ったインターネットサービスです。そのためADSLでネットと電話の両方を使いたい場合はアナログ電話回線を使うことになります。NTT東日本のフレッツADSLを使う場合は、NTT東日本の加入電話を使っていることが条件になります(「電話共用型」の場合)。

すでに加入電話を使っている場合は「ADSLの申込だけ」、使っていない場合は「加入電話の申込+ADSLの申込」となります。

NTTの加入電話には2つのタイプがある

NTTの加入電話には「加入電話」と「加入電話・ライトプラン」という2つのタイプがあります。どちらを選択してもADSLを使うことができますが、両者の違いは初期費用と月額料金、工事費の差です。それぞれの料金体系は以下の通りです(税別)。

■加入電話
契約料:800円
施設設置負担金(電話加入権):36000円
工事費:0円

■加入電話・ライトプラン
契約料:800円
施設設置負担金(電話加入権):0円
工事費:2000円(工事内容による)

初期費用をできるだけかけずにインターネットを始めたい」という場合はライトプランがおすすめです。

NTTの加入電話以外の回線を使っている場合

NTT東日本のフレッツ・ADSLにはここまで説明してきた電話共用型の他に「ADSL専用型」というプランもあります。共用型は電話とネットを1本の電話回線で共用するのでNTTの加入電話が必要ですが、専用型は既存の加入電話を共用しないのでNTT以外の加入電話を使っていて維持したい人におすすめです。

2.光回線のインターネットを申し込む場合

光回線のインターネットを申し込む場合

光回線は光ファイバーを使っていて超高速通信ができるのが魅力です。NTTのフレッツ光は日本全体の95%をカバーしているとみられ、山間部や離島などの一部の地域を除いて広いエリアで利用できます。

光回線の種類

光回線と一口に言っても、「光コラボ」「フレッツ光」「NURO光」「auひかり」など色々なサービス名があって混乱してしまうことがありますよね。でも光回線というインフラはNTTか電量会社のどちらかが必ず所有しています。これらの会社は光回線を色々な通信会社にレンタルし、それぞれの通信会社は違うサービス名をつけて事業を展開しています。

「フレッツ光」は本家NTTの光回線サービス、「NURO光」はソニーがNTTの回線をレンタルして独自技術で運営しているサービス、「auひかり」はNTTと電力会社の両方のサービスをレンタルして提供されているサービス、そして「光コラボ」というカテゴリーで運営されているサービスはNTT回線をレンタルして各社が提供しているサービスです。

光回線サービスを提供している会社は、インターネットの他にオプションとして「光電話」という通話サービスも提供しています。光電話は「IP電話」と呼ばれるものの一種で、光回線ネットを使って音声データをやり取りしています。IP電話はインターネットを使った通話サービス全般を指し、光回線だけでなくADSLでネットをする場合にもIP電話はできます。

光回線の申込方法(「NURO光」の場合)

光回線サービスを提供している会社はかなりたくさんあるので、ここではソニーの「NURO光」を例にしたいと思います。

NURO光では基本のインターネットプランに加えて、「NURO光電話」というオプションをつけることになります。NURO光と同時に申込するか、まずはインターネットを開通させてから追加で申し込むかのどちらかを選択できます。それぞれの申込方法に関してはNUROの公式HPから確認できます。

なお現在NTT加入電話を契約しているという場合は、使っている電話番号や電話機をそのまま利用できるので(「番号ポータビリティー」による)、新たにいろいろ変える必要はありません。

3.まとめ

電話回線とインターネットをこれから新規で申し込むという場合、ADSLか光回線を申し込むのが主な選択肢になるでしょう。ただしADSLを提供しているプロバイダはどんどんなくなっているので、特にこだわりがなければ光回線の方が良いです。

ただしADSLは基本料金が光回線よりも数千円安いので、ネットや電話の使い方を考えてランニングコストを計算したうえで契約しましょう。

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